関西大学野球リーグ

【近畿学生野球のキーマン】神戸大・大久保外野手と浅妻内野手 「攻撃的野球」で悲願Vを

[ 2019年4月5日 15:40 ]

神戸大・大久保(左)と浅妻
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 絶対的エースだった渋谷航生と昨秋まで2季連続捕手ベストナインを受賞した深川貴裕がそろって抜けた今春は、チームカラーを一新し「攻撃的野球」を掲げる。中井明則監督(48)の「試合のどこかでビッグイニングをつくりたい」の言葉を体現する旗頭となるのが主将で2番を打つ浅妻だ。

 「無死で走者がいる時もバントではなく、いろんな役割を求められるはず。ケースに応じて最善の結果となるようにやりたい」

 膳所時代は4番に座り、昨秋も5番でスタートしたように本塁打こそないが、強い打球で外野の間を抜くことも可能。昨秋は自身初安打まで4試合を要したが37打数12安打の打率・324を残した。この爆発力を序盤から発揮できれば得点力は大いに増すはずだ。

 昨春から中軸を打ち昨秋途中から4番を担う大久保は「大学に入って一番練習した」と自信を持ってラスト1年に臨む。昨秋は51打数16安打の打率・314、チームトップタイの8打点も「後輩との約束で打率・350に届かなかったので」とオフに人生初というウエートトレーニングを導入。3月中旬の和歌山・串本町での合宿では徹底してバットを振り込んだ。

 唯一、意識する投手がリーグ屈指の右腕でもある奈良学園大の大畑だ。2年秋の初対戦(3打数無安打)から「1本もヒットを打ったことがない」という。くしくも開幕カードで奈良学園大と対戦する。1部6チームで平成期間にVがないのは神戸大と大工大。「大畑撃ち」で勢いを付け平成最後を優勝で飾りたい。

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