関西大学野球リーグ

【近畿学生野球のキーマン】和歌山大・浦外野手と土田外野手 打線けん引3年生コンビ

[ 2019年4月5日 15:30 ]

和歌山大・浦(左)と土田
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 和歌山大の大原弘監督(53)がキーマンにあげたのは浦と土田の2人だった。ともに外野手で打線のカギを握る。4年生が7人と少なく「最上級生にハッパをかける意味でも」と3年生コンビに期待する。

 ともに強豪私学から推薦で入学し、1年時からリーグ戦に出場している。「高校時代からしっかりした野球を身につけ、意識レベルも高い」とチームの底上げにつながった。
 浦の生まれは和歌山市内。高知へ野球留学し古里に帰った。左打ちで昨秋は・370の高打率。11試合10四球の選球眼と粘りが身上だ。「自分でもミート力は高いと思う。高校時代から“粘れ”と指導されました」。追い込まれるとステップをすり足にしたり、投手の球数を稼ぐ。「凡打でも走者を進めるなど、チームの役に立つ選手でありたい」。

 土田は高校3年夏に1番左翼で甲子園出場し、2試合で4安打を放った。「1球目からしっかり振っていく。チャンスなら余計に振っていく」という思い切りの良さが光る。

 大学進学時、スポーツ推薦での勧誘が何校かあった。「見学した時、ビビッときた。野球をやる姿勢に共感した」。出身は東京・三鷹。無縁の地で青春を謳歌(おうか)する。

 一昨年春に創部以来初優勝を果たし、昨年秋も優勝した和歌山大の目標は「日本一」しかない。「考える野球」は定着し、「誰かのために」という感謝の心を力に替えている。

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