巨人・岡本 両リーグ単独トップ12号 大好きマリンで止まらん2戦3発「たまたまじゃないですか」

[ 2023年6月2日 05:30 ]

交流戦   巨人3―2ロッテ ( 2023年6月1日    ZOZOマリン )

<ロ・巨>3回、ソロを放った岡本和(撮影・西川祐介)
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 己の庭とばかりに、巨人の主砲・岡本和が、この日も敵地で豪打を披露した。初回1死一、二塁で右中間へ先制の2点二塁打。3回先頭でもカスティーヨの146キロ直球を左翼ポール際へ。2本塁打の前日に続く両リーグ単独トップの12号に「切れなくて良かった」と笑みがこぼれた。チームの全打点をマーク。ZOZOマリンは通算9試合で打率・394、6本塁打、15打点と抜群の相性だ。「2年に1回しかやらない球場なので、いろいろ確認しながらやっている。たまたまじゃないですか」と苦笑いしたが、マリンの鬼と化した主砲が、5日ぶりの勝率5割復帰に導いた。

 この日は侍ジャパンDAYと銘打たれ、イベントなどが行われた。岡本和も今春は侍ジャパンの一員としてWBCに出場。完全アウェーの中で戦った決勝の米国戦で、ヤクルト・村上とのアベックアーチなど、世界一奪還に貢献した。前日には、初めて主要国際大会に選出してくれた栗山監督の退任が正式に発表された。「本当に選んでもらって良かった。いい監督の下で野球ができたと思います」。感謝をバットに乗せた。くしくも北海道でも、あの決勝と同じように村上がアーチを含む3打点を挙げた。

 前日には坂本が史上初めて遊撃手としての通算2000試合出場を達成。チーム全員が試合数、安打数、同一ポジションでの出場数の「トリプル2000」を祝した黒の記念Tシャツを着用して練習し、一体感を高めた。パ・リーグ首位を走る好調ロッテにカード勝ち越し。主砲が大好きなZOZOマリン名物の強風を受け、大きな上昇気流に乗った。(花里 雄太)

 ▽第5回WBC決勝VTR 3月21日(日本時間22日)に米国と対戦。2回に先発・今永がターナーに先制弾を許したが、その裏、村上が第1打席で右中間スタンド上段へ同点ソロ。自身初アーチで試合を振り出しに戻すと、2―1の4回には岡本和が左中間へ同大会2号となるソロ。その後、小刻みな継投で封じ、8回ダルビッシュ、9回に大谷とリレー。最後は大谷がトラウトを空振り三振に抑え、日本が3―2で3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

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