阪神・伊藤将 悔し今季初黒星「今日が一番よくなかった。球の高さを修正できていなかった」

[ 2023年6月2日 05:15 ]

交流戦   阪神2―4西武 ( 2023年6月1日    ベルーナD )

<西・神>5回、川越に右越え2ランを打たれた伊藤将(撮影・大森 寛明)
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 阪神先発・伊藤将が今季ワーストの5回4失点で初黒星を喫した。6度目の先発にして初めてクオリティースタート(6回以上、自責3以下)に届かず。「今日が一番よくなかった。(球の高さを)修正できていなかったので、ああいう結果になってしまった」と悔しさを押し殺した。

 持ち味の低めに集める投球が、この日は最後まで影を潜めた。2回1死一、三塁で柘植に甘く入ったカットボールを左中間に運ばれ、逆転の2点適時二塁打を献上。5回には1死一塁から川越に再び甘いカットボールを痛打された。今季初被弾となる右翼への2ランに、打たれた瞬間に顔をゆがめた。

 新人だった21年5月29日に先発し、6回途中1失点で黒星を喫して以来の敵地マウンドだったが、「対応ができていなかった。もうちょっと修正できたんじゃないかと」と西武戦2連敗を悔いた。ローテーション通り回れば、次回も2年ぶりの敵地での楽天戦。「(パのチームは)カウント球でも、甘い球はしっかり振ってくる。次回は反省を生かしてできたら」と対策を誓った。先行逃げ切りで勝利を重ねてきたチームも先制試合の連勝が15で止まった。(阪井 日向)

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