侍Jを世界一に導けた要因は「遅れない」「先に手を打て」栗山監督が語る指揮官としてのポリシー

[ 2023年6月2日 13:31 ]

 <侍ジャパントップチーム栗山監督退任記者会見会見場>栗山監督(撮影・木村 揚輔)
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 今年3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督(62)が2日、都内のホテルで退任会見を開いた。

 大会を迎えるにあたり栗山監督は高校野球や社会人野球の試合を視察。その理由として「正直、今回の大会というのは途中から完全なトーナメント方式になる。プロ野球は短期決戦と言いますけど明らかにクライマックスシリーズ、日本シリーズと違う戦いだと捉えていたので、一発勝負にかけている高校野球の監督さんだとか、社会人野球の監督さんにお聞きしながら、何が重要か再確認させてもらうプラス、必要なことを教えてもらってきました」と説明した。

 そして、「その中で最終的に大事だと思ったのは“遅れない”。要するに当然、野球ってどっちか迷うシーンがいっぱいあるんですけど、フィフティーフィフティーで迷うんだったら、先に手を打てと。待ってて結果が悪い、動いて結果が悪い、いろいろありますけど、最終的に打てる手は打ちきろうとすごく思っていた」と指揮官としてのポリシーを明かした。

 栗山監督は「それが良かったのかどうか、もちろんそれでも待ってるケースもいっぱいあるけど、自分に言い聞かせながら前に進んだつもりです」と振り返った。

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