侍J退任の栗山監督「野球がライバルだし最愛のもの」今後は「やりたいことは2つ3つある」

[ 2023年6月2日 13:51 ]

<侍ジャパントップチーム栗山監督退任記者会見>記者の質問に答える栗山監督(撮影・木村 揚輔) 
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 今年3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督(62)が2日、都内のホテルで退任会見を開いた。

 栗山氏は代表監督の大変さを「あれだけの超一流のプレーヤーが集まる。選手たちに絶対にケガをさせてはいけない。多少、試合中にケガはありましたけど、各球団から選手をお借りして、元気な姿でお返ししなければいけない。宝物を預かる大変さ、責任。それが一番自分の中で大きかったかな」と振り返った。

 重責を担う中、支えになったものとして「先人のいろんな書物、言葉は相当に参考になった。先人の言葉は歴史の積み重ねなので、すべてのデータの答えと捉えているので僕にとっては大きかったです」とした。

 また、人生で一番のライバルを尋ねられると「僕はいつも野球しか見ていないので、野球がライバルだし、野球が最愛のものだし、野球しか考えてない。判断基準としてすべて、いろんなことをやるのも何か良い経験して、野球にプラスにならないかなって思っているので、野球にだけ失礼ないように敬意を持ってと思っているので、ライバルって聞かれたら野球なのかなって思います」と照れくさそうに笑った。

 そして、今後の自身の目標については「いつも人が発想しないような大きなものを勝手にイメージしています。恥ずかしくて言えないですけど、あります。今から何するのかって考えてもちょっとまだ整理は付いてない」としながらも「やりたいことは2つ3つあるので、そこの準備だけはしておきたいと思いますが、年齢的にもそんなに時間があるわけでないので、そこはちょっと焦りながらやりたいです」と野望があることもチラリとのぞかせた。

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