連敗7で止めた!ヤクルト 10球団目の通算4444勝目到達 ドラ1・吉村がプロ初白星飾る

[ 2023年4月30日 21:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト4ー2阪神 ( 2023年4月30日    神宮 )

<ヤ・神>4回、好守の山田(手前)に笑顔を見せる吉村(撮影・北條 貴史)
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 5位転落のヤクルトは30日、本拠で2位・阪神を4―2と下し、連敗を7でストップ。この日敗れた巨人に代わって再び4位に浮上した。ドラフト1位ルーキー・吉村貢司郎投手(25)がプロ最長となる6回を投げ切り2安打1失点と好投し、5度目の登板で待望のプロ初白星。また、この勝利によって10球団目となるチーム通算4444勝に到達した。

 プロ初勝利を狙う先発の吉村は初回、2死から制球を乱しノイジー、大山、佐藤輝と3者連続四球。無安打ながらいきなりピンチを迎えたが井上を空振り三振に仕留め、辛くも無失点で切り抜けた。

 これで波に乗ると4回までノーヒットピッチング。5回は梅野に初安打を許すも、木浪を二ゴロ併殺打に封じるなど無失点のまま勝利投手の権利を手にした。

 好投する新人を援護したい打線は3回、1死二、三塁から悩める“令和の3冠王”村上が左犠飛を放ち先制点。村上にとっては珍しい21年6月22日の広島戦以来、実に677日ぶりという犠飛からチーム23イニングぶりの得点が生まれた。

 この先制点により勢いに乗る打線は、2死二塁からサンタナに3号2ランが飛び出し、3―0とリード。村上は5回にも2死三塁から左前適時打を放ち、11日DeNA戦以来、15試合ぶりとなる複数打点をマーク。一塁ベースへ向かう途中にはベンチを指さすポーズで喜びを表現した。

 打線の援護を受けた吉村は6回、中野に1号ソロを浴びるもプロ最長となる6回を投げ切り降板。5度目の先発登板は6回97球、打者22人に対し、被安打2、被本塁打1、奪三振8、与四球3の1失点という内容で終えた。

 9回は“守護神”田口が1点を失うも、7セーブ目をマーク。チームの連敗が6で止まり、記念すべき10球団目となる4444勝目に到達した。

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