日体大2季連続26度目V 全日本大学選手権出場 日本ハム・矢沢の後継者、3年生エース箱山が締めた

[ 2023年4月30日 16:29 ]

首都大学野球・第5週第2日   日体大4―3桜美林大 ( 2023年4月30日    大和 )

<日体大・桜美林大>力投する日体大の4番手・箱山(撮影・木村 揚輔)
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 最後の最後までしびれる展開を制した日体大が連勝で勝ち点を4に伸ばし、2季連続26度目のリーグ優勝を決めた。開幕から負けなしの8連勝で7年ぶり11度目の全日本大学選手権への出場を決め、古城隆利監督は「この優勝を目標にやってきたのでうれしい。ここで第一ハードルをクリアして全国へ行くと思ってやってきたので、第一目標達成ということで良かった」と喜びを語った。

 最後を締めたのは日本ハムへドラフト1位入団した矢沢宏太からエースの座を引き継いだ148キロ右腕・箱山優投手(3年)だ。7回2死から1点差とされたところでマウンドに立つと「早く投げたいと思っていた。点差は気にせず自分のピッチングをしようと思った」。冷静なマウンドさばきで8回はこの日最速145キロの直球を主体に三者凡退。9回は先頭に安打を許すなど1死三塁のピンチを招いたが「ランナーが3塁にいても余裕があった」と箱山。遊ゴロでの本塁刺殺で2死、最後は141キロ直球で二ゴロに仕留め、マウンド上で仲間と抱き合って喜んだ。

 昨秋に続く胴上げ投手となった箱山。前チームは大エース矢沢を擁したが「みんなでつないで勝っていくのが今年の投手陣」と、今チームの強みを語る。出場が決まった同選手権へ向けては「(ライバルは)全部の大学さんと選手。一戦一戦頑張りたい」と、目標の日本一へ向け力を込めた。(村井 樹)

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