智弁学園「恐怖の3番」松本大輝5打点で8強入り　阪神・前川に憧れ「いつか同じ舞台に」

春季高校野球奈良大会3回戦   智弁学園9―3高田商 （ 2023年4月30日    佐藤薬品スタジアム ）

4回に逆転の適時二塁打を放った智弁学園・松本大輝
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　智弁学園が両軍合わせて計28安打の乱打戦を制して、8強に進出した。　

　「3番・右翼」で先発した松本大輝（3年）が4安打5打点と大暴れした。中軸の仕事を果たしたのは、1―2の4回。2死満塁の絶好機に左中間を破る走者一掃の二塁打を決めて逆転に成功した。

　「1打席目にチャンスでフライを上げたので、2打席目は低い打球を心がけた。うまく修正することができました」

　憧れは同校の2学年先輩で、21年ドラフト4位で阪神に入団した前川右京。「1年生のときに一緒に練習をして、たくさんのことを教わった。いつかは同じ舞台に立ちたいです」と思い描いた。

　小坂将商監督からは「松本が打ってくれれば、こういう展開になる」と信頼を寄せられた。同校は4日に橿原学院との準々決勝に臨む。

　◇松本　大輝（まつもと・だいき）2005年（平17）10月31生まれ、奈良県奈良市出身の17歳。三碓小1年で奈良ジュニアファイターズで野球を始める。富雄南中では奈良西シニアの所属。智弁学園では1年春から背番号16でベンチ入りし、1年秋からレギュラー。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル81、89キロ。右投げ左打ち。