ソフトバンク・佐藤直今季1号!!連勝ストップも“負傷周東代役”キラリ リラックス心がけて結果残した

[ 2023年4月30日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1-3日本ハム ( 2023年4月29日    エスコンF )

6回、ソロを放った佐藤直(撮影・高橋 茂夫)
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 ソフトバンクは29日、日本ハムに1―3で敗れた。連勝は3でストップしたが、途中出場した佐藤直樹外野手(24)が6回に日本ハム・上沢から今季1号の左越えソロと気を吐いた。牧原大成内野手(30)が故障のため離脱し、この日も先発出場した周東佑京内野手(27)が負傷交代とケガ人が相次ぐ中、4年目の元ドラフト1位が存在感を示した。

 連勝が3でストップした中、明るい光を放ったのは佐藤直のバットだった。0―3の6回1死から日本ハムの先発・上沢の140キロ直球を振り抜く。今季1号はエスコンフィールドの左翼フェンス向こうにあるビジターチームのブルペンで弾んだ。

 2回の守備から途中出場だったが、「逆に冷静に入れた。急だったので」とプレーに集中した。だが、3回1死での第1打席では直球を打ち上げてしまい左飛に凡退。「フライアウトになってしまったので、とにかく低い打球を打つことだけ意識した」と打席での狙いを修正。最高の結果が出て「長谷川コーチのミーティングでの指示通りのバッティングができた」と喜んだ。

 19年にドラフトで1位指名され、4年目を迎えた外野手。前日28日には今季初めてスタメン出場し、3回にバスターを決めての中前適時打を放つなど、2安打1打点1盗塁と活躍した。本塁打は通算2本目だ。プロ1号も昨年8月20日の日本ハム戦で上沢でキラーぶりを発揮した。

 昨季から長谷川打撃コーチとともに下半身主導のスイングに取り組み、今季は「無駄な欲を消して」と打席に立っている。「上がり症なので」と自己分析し、「今日とかも力を抜いている。上がらないように」とリラックスすることを心掛けて結果を出した。

 前日には左太腿を痛めた牧原大が復帰まで約1カ月と診断を受け登録を抹消され、この日は先発出場した周東が右股関節付近をを痛めて途中交代とチームはケガ人が相次いでいる。その周東の代役で出場し、結果を残した佐藤直は「今いい感じなのでそれを継続できたら」と話した。1軍定着へ巡ってきたこのチャンスを逃すわけにはいかない。(森 寛一)

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