阪神・坂本は守備だけじゃない! 8年目で初の3戦連続マルチで打率・391に上昇

[ 2023年4月30日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7-0ヤクルト ( 2023年4月29日    神宮 )

<ヤ・神>ナインと勝利のハイタッチをかわす阪神・坂本(左から2人目)(撮影・北條 貴史)
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 阪神・坂本の「先発マスク不敗神話」が止まらない。今季7戦全勝。その7試合のうち、マスクをかぶった60イニングでわずか2失点しかしていない。攻守での貢献度は計り知れない。20年9月17日の巨人戦(東京ドーム)以来、通算5度目の3安打猛打賞に加えて2得点で勝利に絡んだ。3試合連続マルチ安打は8年目でプロ初だ。

 「練習でやっていることが試合でできている。しっかりボールをコンタクトして、センター中心に打つことを意識している」

 昨季は、手首を返さない意識で打つ“米国式”の打撃にチャレンジした。長打を求めての取り組みだった。しかし、「僕のパワーでは厳しかった」と、断念。今季はミート重視の打法にしたことで、幅広い方向に安打を放っている。打率・391に上昇。打撃がいい西純の登板時は、8番を譲って9番を打った昨季までの貧打のイメージを払拭している。

 岡田監督は活躍に目を細めつつも、30日はベンチスタートさせることを明言した。「坂本な、明日は使わへんけどな。梅野にちょっと奮起させよ」。この3試合、正妻を脅かす仕事をしたことは間違いない。(倉世古 洋平)

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