首位DeNA7連勝!東克樹が97球“マダックス”で5年ぶり2度目完封勝利 中日打線に二塁すら踏ませず

[ 2023年4月30日 16:38 ]

セ・リーグ   DeNA2―0中日 ( 2023年4月30日    バンテリンD )

<中・D>2回、石川昂を抑え。指を立てる東(撮影・椎名 航)
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 首位・DeNAは30日、敵地で最下位・中日を2―0で下し破竹の7連勝。開幕4連敗発進から立て直し、4月を終え16勝7敗と貯金を今季最多9に伸ばした。先発の東克樹投手(27)は9回97球、4安打無四球無失点と18年5月16日阪神戦以来、プロ2度目となる完封勝利で3勝目を飾った。

 先発の東は二塁すら踏ませない圧巻の投球を披露。140キロ台の力のある速球を中心に中日打線から凡打の山を築き、プロ2度目となる完封勝利。打者29人に対し、被安打4、奪三振6、無四球無失点、わずか97球の“マダックス”を達成した。

 打線は中日先発・高橋宏から5回に待望の先制点。1死から佐野が中前打で出塁すると、京田がマルチ安打となる右前打で続くなど1満塁のチャンスが到来。ここで4番・牧が高橋宏の投じた4球目、155キロの速球を中前へ弾き返し2点適時打。頼れる4番が侍ジャパンの同僚から貴重な先制打を放ち、チームの勝利に貢献した。

 ▽マダックス 大リーグで100球未満での完封を意味する。86~08年にブレーブスなどで活躍したグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力は「精密機械」と呼ばれ、17年連続15勝以上を達成。通算355勝、サイ・ヤング賞4度、最多勝利3度、最優秀防御率4度。14年殿堂入り。

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