レッドソックス・吉田 8試合連続安打 「塁打数は2以上」最多の松井にあと1

[ 2023年4月30日 02:30 ]

ア・リーグ   レッドソックス2-5ガーディアンズ ( 2023年4月28日    ボストン )

レッドソックスの吉田(AP)
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 レッドソックス・吉田は28日(日本時間29日)、ガーディアンズ戦で8回に右翼線二塁打を放ち、8試合連続安打とした。前の3打席はビーバーに内野ゴロ3本に抑えられていたが、「少し引っ張り気味に。初球だったので少しポイントを前(投手寄り)に出してみようと」とステファンの初球95マイル(約153キロ)を捉え、打球速度106・4マイル(約171キロ)の鋭い打球が右翼線を破った。

 これで8試合連続で塁打数は2以上に。並んでいたイチロー(マリナーズ)の記録を抜き07年7月に松井秀喜(ヤンキース)が残した日本選手記録の9試合連続で塁打数2以上にあと1と迫った。その松井氏はメジャー1年目前半は、動く速球に苦しみ、地元メディアから「ゴロキング」とも揶揄(やゆ)された。同氏はこの日、「私は1年目のこの時期全く打てなかった。あまり三振せず投球へのアプローチ、適応力が高いのでは」と指摘。その言葉通りの適応力を示し敗戦の中で初めて入った2番でも存在感が際立った。(杉浦大介通信員)

 ≪日本選手の最長記録は松井秀の9試合連続≫ヤンキース・松井秀は07年7月7日のエンゼルス戦から、同18日のデビルレイズ戦まで、9試合連続で塁打数2以上をマークし、これが日本選手の最長記録。マリナーズ・イチローは10年5月8~15日など、過去7度にわたり塁打数2以上を7試合連続でマークし、これが自身最長。松井秀は同7試合連続は2度マークしている。大谷の同連続記録は1年目18年9月の6試合が最長。

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