楽天2位・小孫 “ヤクルト村上様斬り”へ「真っ向勝負したい。自分の力を試したい」

[ 2022年10月25日 04:45 ]

祖母からプレゼントされた楽天カラーのネクタイをして指名あいさつに臨んだ小孫(撮影・小海途 良幹)
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 楽天からドラフト2位で指名された鷺宮製作所の155キロ右腕・小孫が「令和の3冠王」に真っ向勝負を宣言した。都内の同社で指名あいさつを受け「開幕ローテーションを狙って、1年目から2桁勝利を目指したい」と目標を掲げた。

 過去3度の指名漏れを経験した苦労人は、遊学館3年時に出場した15年夏の甲子園2回戦で九州学院1年時のヤクルト・村上を4打数無安打に封じた。日本シリーズはテレビで観戦しており「あれだけホームランを打って、みんなをとりこにする選手。自分もファンになりました」と笑うが、努力を重ね同じ舞台へたどり着いた。

 対戦の機会はオープン戦や交流戦、日本シリーズと限られるが「ずっといつか対戦したいと思っていた。高校時代の思い出は捨てて、真っ向勝負したい。自分の力を試したい」。この日は祖母から贈られた楽天カラーのネクタイで臨んだ小孫。自慢の剛速球で超一流の打者たちをねじ伏せる青写真を描きながらプロの門を叩く。(重光 晋太郎)

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2022年10月25日のニュース