来春甲子園に「清原」再び! 慶応、逆転勝ちで選抜当確 清原和博氏次男・勝児は無安打も好守で貢献

[ 2022年10月25日 15:56 ]

<昌平・慶応>3回、3ランを放った福井(左)を迎える清原(右から2人目)ら慶応ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球関東大会が25日、大宮公園、レジスタ大宮で準々決勝4試合が行われた。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(1年)を擁する慶応(神奈川2位)は昌平(埼玉1位)を逆転の7-3で下し、4強に進出。18年以来5年ぶりの選抜出場が確実となった。

 22日の1回戦・常磐大高(茨城2位)戦では、清原は「7番・三塁」で先発し、高校通算8号となる左越え決勝2ランを放つなど2安打2打点をマーク。チームは5-3で勝って準々決勝に進んだ。

 この日「6番・三塁」で先発した清原は1点を追う2回、無死二塁から迎えた第1打席で送りバント。続く7番・延末が同点の左中間適時二塁打、9番・小宅が勝ち越し適時打を放つなどこの回3点を奪って逆転した。3回には6番・福井の左越え3ランでリードを広げた。清原の第2、3打席は三ゴロ、第4打席は遊ゴロ併殺、第5打席は捕邪飛と無安打に終わったが、三塁守備では8回に左翼線へ抜けそうな打球を冷静にさばいてピンチを脱するなど落ち着いたプレーで貢献した。

 父が観戦する中で選抜出場に当確ランプを灯した勝児は、試合後「自分たちの目標は関東優勝して明治神宮大会にいくこと。自分的には一戦一戦やっていくだけ。あと2つ勝ちたい」と意欲。「自分は打てなかった。チームのみんなが打って勝つことができたので、みんなに感謝したい。しっかりと成長した姿を見せたいし、次からは少しでもチームに貢献したい」と無安打に終わった悔しさを次戦にぶつけるつもりだ。

 来春選抜は95回の記念大会で、関東・東京の一般選考出場枠は例年より1増の7。出場36校の発表は来年1月27日に行われる。出場が決まれば、慶応は5年ぶり10度目の選抜出場(夏は18度出場)で、清原家としては和博氏がPL学園で85年夏に出場して以来38年ぶりの甲子園出場となる。

 そのほか準々決勝では、高崎健康福祉大高崎(群馬1位)が5-2で横浜(神奈川1位)を下したほか、専大松戸(千葉1位)が作新学院(栃木1位)を4-3で、山梨学院(山梨1位)が山村学園(埼玉3位)を9-1でそれぞれ下して4強進出。選抜出場当確となった。

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