完敗のオリックス・中嶋監督 4回の好機逸した直後の被弾に「そういう流れになっちゃってる」

[ 2022年10月25日 22:32 ]

SMBC日本シリーズ2022第3戦   オリックス1-7ヤクルト ( 2022年10月25日    京セラD )

日本シリーズ<オ・ヤ>ベンチの中嶋監督(撮影・村上 大輔)
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 オリックスは「SMBC日本シリーズ2022」の第3戦で、ヤクルトに完敗。対戦成績を2敗1分けとした。

 先発・宮城が5回に山田に先制3ランを浴びるなど、5回1/3を3失点。中嶋監督は先発左腕について「(調子は)悪くはなかったのかなと思いますけど」としながらも痛恨被弾には「まぁ、打たれたんですからね」と結果を受け止めた。

 打線は3番に吉田正、4番に頓宮、5番に中川と打順を組み替えたが、4回1死二、三塁で中川、杉本が二者連続三振。先制機を逃し「あそこで取れなかったのが次の回ですからね。そういう流れになっちゃってる感じがしますね。(先制していれば)全然違うでしょうね。展開的に」とその直後の5回に宮城が3ランを浴びただけに凡退を悔やんだ。

 打線は8安打を放ちながら、1点止まり。安打が点に結びつかない現状に指揮官は「しっかり振ることですね。中途半端なスイングするんだったら、ちゃんと振らなきゃいけないですし、ただ当てにいって当たらないんでしたら、ちゃんと振るということです」ときっぱり。「打つべきボール、待つべきボールをしっかりやって、ちょっとボールっぽいところを中途半端に振ってしまったのは反省ですけど、もしその前に打てるボールがあったらそこはしっかり振っていかないといけない。“いけ”って言ってるんですけど、それがなかなか手が出ないってのがプレッシャーといったらあれですけど、今、点が取れない原因と思いますね」と積極性を求めた。

 9回には3連打でなんとか完封を阻止したものの「ポジティブに言えば、それしかない。無理矢理ポジティブにしてって感じですかね」と完敗を認めるしかなかった。

 第3戦まで白星がない状況からの日本一は過去4度しかないが「引きずってる場合じゃないし、やり返すチャンスがいっぱいあるので…いっぱいもないか。やるしかないです」と巻き返しを誓った。

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