阪神・高寺 20歳誕生日に誓う定位置奪取 球団野手最年少でCS先発「経験生かしていかないと」

[ 2022年10月18日 05:15 ]

送球練習する高寺(撮影・岸 良祐) 
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 阪神・高寺が17日、20歳の誕生日を迎えた。高卒2年目で今季1軍デビューを果たし、CSでも球団野手史上最年少でDeNAとのファーストS第2戦に先発出場した期待のホープ。経験を糧に来季の定位置奪取を誓った。

 「1年前は2年目でCSに出られるとは思っていなかった。こういう経験をさせてもらったので、しっかり自分で生かしていかないといけないと思う。そういう所も含めて、来年はレギュラーを取る気持ちでやりたい」

 来季に飛躍を果たすべく、「みやざきフェニックス・リーグ」では課題の守備力強化に励む日々を過ごす。「まず守備をやらないと、多分使ってもらえない。一旦バッティングを忘れるぐらいまではいかないですけど、守備を多めにやりたいと思っています」。16日のDeNA戦後に行われたシートノックでは、三塁のほかに自ら二塁と遊撃の位置に就く姿があった。「守備練習の中でもしっかり下半身を鍛えられると思うので、しっかり股を割って捕ってというのを繰り返して。1軍に行って(守備が)課題だと感じたので、しっかり多めに、いろんなポジションで受けたりしています」。平田2軍監督も「自分から1つのポジションだけじゃなくて(守備に就いて)、シートノックから強いボールを投げる。そういう意識は変わってきている」と若武者の姿勢に目を細める。

 今季1軍に抜てきしてくれた矢野監督には「ずっとチャレンジというところを言われていて、矢野監督に言われてから(盗塁でも)走ろうと思ったりして、そういう部分で成長は絶対にできたので。感謝しかないです」と思いを口にした。新政権、そして節目の20歳で狙うレギュラー獲り。「しっかり思い切ってアピールできるように」と、まずは秋季キャンプを見据えた。(阪井 日向)

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2022年10月18日のニュース