メジャー目指す藤浪に太鼓判 ナ球団スカウト「直球が素晴らしい」160キロ近く「コンスタントに出せる」

[ 2022年10月18日 05:15 ]

球団がポスティングシステム使用を容認したことを受け会見した藤浪晋太郎
Photo By 代表撮影

 15年を最後に2桁勝利から遠ざかり、近年は先発と中継ぎを行ったり来たり。阪神の藤浪は入札されるのか―。世間の懐疑的な目は心配ご無用とばかりに、海の向こうから高評価が聞こえてきた。

 ナ・リーグのある球団スカウトは「まず、直球が素晴らしい。90マイル後半(160キロ近い直球)をコンスタントに出せる。メジャーの強打者が相手でも勝負をしていける。スライダー、スプリットで空振りを取れる。3A止まりの投手だと、変化球をうまく使えなかったり、直球を力いっぱい投げるだけのケースが多いが、そのレベルとはちょっと違う」とメジャークラスの力があると認めた。

 さらに「高いレベルの成功体験があるのは魅力。高校時代に甲子園を春夏連覇し、阪神でも最初の数年間、活躍をした」と高卒3年目までに35勝を挙げた実績を買った。別の米球界関係者は「近年はそれほど多くのイニングを投げていない。肩は消耗していないのではないか」と、出番の少なさによるプラス面を口にした。関係者の評価を総合すると藤浪が希望するメジャー契約も勝ち取れる可能性は十分。米国でのニーズはありそうだ。

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2022年10月18日のニュース