落合博満氏 大谷翔平の今季をオレ流評価 「すごい数字」と称賛も 「物足りない」部分も指摘

[ 2022年10月18日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が18日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。1900年以降の近代野球では初めて、規定投球回(162)と規定打席(502)にダブル到達したエンゼルスの大谷翔平投手(28)について語った。

 大谷は打者として打率.273、34本塁打、95打点で160安打。投手としても166回を投げ、15勝9敗、防御率2.33、219奪三振。史上初の投打ダブル規定到達だった。

 落合氏は「すごい数字だよ、一人でやるっていうことに関して言えばね。すごいことには変わりはない」と賞賛。ただ、大谷の才能を高く評価するだけに「本人も言っているように、去年と同じようなことやってたら進歩がないっていうような。だから、ホームランの数は少なくなるだろうけど、率を上げていくようなバッティングを心掛けているとかいうようなことは言っていたけど、それにしてはちょっと物足りない数字ではあるね、バッティングに関して言うとね」と語った。「去年46本打ったというのが土台にあるだけにね。160本でしょ、ヒット数がね。せいぜい試合数を超えるくらいのヒット数は打てるだろうし、打ってもらいたかったなっていうのはある。ただ、ピッチャーに関して言うと、予想通りの数字なのかな」と語った。

 投手としては昨年から大きく数字を伸ばした。「手術後(シーズンを通して投げた)2年目でしょ。だから1年目とは違うような形で、勝てるんだろうなとは思ったけども。シーズン中、スライダーとツーシーム、途中からね、(より多く)投げ始めて。まあスライダーが多くなってくると真っ直ぐの走りが悪くなるっていうような言われ方するけども、それに関しては、まだ大丈夫みたい」と落合流の見方をしていた。

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