西武・辻前監督が退任あいさつ「外からライオンズを応援したい」今後見据えiPadを購入した理由とは…

＜西武練習＞あいさつを終えた辻前監督（左）は松井新監督と談笑する（撮影・尾崎　有希）
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　西武は18日、埼玉県所沢市の2軍本拠地球場で全体練習を行い、9日に退任した辻発彦前監督（63）があいさつに訪れた。円陣でナインに「リーグ優勝もでき、最下位も味わい、いろんなことを経験させてもらった。本当にありがとうございました。ファンの力は大きいということを、常に念頭に置いて、グラウンドに立った時は全力で最後まで諦めずに力を出し切ることを一生懸命やってくれたら、必ずチームはいい方向に向かっていく。これからは外からではありますが、いろんなことを勉強しながらライオンズを応援したい。常に見ていますから。全力で頑張ってください」と言葉を贈り、一人一人とがっちり握手した。

　チームは17日に松井稼頭央新監督の下、新体制が船出した。辻前監督は「厳しくなると思います。強靱な体をつくるには練習量は不可欠。そういう部分では厳しくなると思う」と来季の4年ぶり覇権奪回に期待を込めた。

　自身の今後については未定とした前指揮官。パチスロライターとしてユーチューブなどでも幅広く活動している長男・辻ヤスシさんのすすめで「iPad」を購入したという。現在は多くの球界OBがSNSなどを活用して活躍している。辻前監督は「自分の今を少しずつ発信していこうと。生きているぞ、と。（息子が）“そういうことも必要だ”って言ってた」と笑顔で語った。