ロッテ・吉井理人新監督就任会見「ワクワクしています」 背番号は「21」に決定

[ 2022年10月18日 11:07 ]

<ロッテ吉井監督就任会見>背番号21を披露する吉井理人監督(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見を行い、「大変ワクワクしています。これから何が起こるのか期待でいっぱいです」と語った。佐々木朗希投手については「来季は26試合ぐらい中6日で健康な体でやってほしい。これくらい勝ってくれと言うのはないが、いっぱい勝ってくれたらうれしい」と期待を込めた。

。同席した河合克美オーナー代行兼社長は「ビジョンを全力で達成していただける逸材」と期待した。

背番号は21番に決定。近鉄や大リーグ・メッツで背負った番号となる。

 目指すは頂点のみだ。ロッテは2005年にプレーオフを制し、優勝、日本一を達成。2010年には「史上最大の下克上」を成し遂げ、日本一となったが、1シーズン制での勝率1位の優勝は実に1970年までさかのぼる。井口前監督のもと、昨年まで2年連続2位と「頂点」まであと一歩に迫ったが、今季は69勝73敗1分の5位。歴史の扉をこじ開けることが新監督に課せられた使命となる。

 新指揮官は早速、動いた。今月7日に就任が発表されると、翌々日の9日には宮崎に飛び、10日のフェニックス・リーグ開幕戦の阪神戦(サンマリン宮崎)にベンチ入りし、指揮を執った。“初陣”で勝利を収め「プロらしく勝ちにこだわっていきたいと思います」と今後の意気込みを語っていた。

 昨季限りでユニホームを脱ぎ、今季はフロントに転身して大リーグを視察するなど、チームの将来を見据えた育成システムなども学んだ。投手コーチとして、日本ハムでダルビッシュ(現パドレス)、大谷(現エンゼルス)、ソフトバンクで千賀と世界クラスの投手を育成。ロッテでも佐々木朗の育成プランを確立し、3年目の今季、完全試合を達成できる土台をつくった。勝利と育成の両立。吉井新監督が「難問」に全身全霊で取り組む。

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