通算200勝まで「あと3」のカーショーとの再契約は?ドジャースが下さねばならない4つの決断

[ 2022年10月18日 08:14 ]

ドジャースのカーショー(AP)
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 MLB公式サイトが17日(日本時間18日)、このオフ、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長(45)が下さねばならない大きな決断について報じている。

 まずは通算197勝のクレイトン・カーショー投手(34)が去年に続きフリーエージェントになること。1年前は故郷テキサスのレンジャーズかドジャースか、あるいは前腕のケガが治癒しなければ引退の可能性もあったが、ド軍に残留。今季12勝3敗、防御率2・28の好成績だった。地区シリーズで敗れた後、「来季もプレーする予定」と話した。

 ド軍は来季に向け先発投手が必要で、再契約の方向に向かう見込みだが、FAとして重要なのはオファーの中身だ。カーショーはド軍と互いに必要とし合っていることについて「そう思うけど、様子を見よう。テキサスの自宅に帰って、一日中父親業の生活になったら、物事に対する見方も変わるかもしれない。ただ現時点では、またプレーするつもりだ」と話した。

 仮にレ軍が複数年など好条件を示したら、フリードマンはどう対抗するのか。トレー・ターナー内野手(29)は打率・298、21本塁打、27盗塁の活躍でFAになり、大型契約が予想される。ド軍はコーリー・シーガーが1年前にレンジャーズと10年3億2500万ドルの契約をした際は引き留めなかったが、今回はどう動くのか。フロリダ州出身のターナーは東海岸のチームでプレーしたいと考えているかもしれない。

 コディ・ベリンジャー外野手(27)は19年のナ・リーグMVPだが、その後不振が続く。今季も公式戦の打率・210で、地区シリーズ第3、4戦はベンチに置かれた。ベリンジャーはこのオフ、最後の調停権があり、ド軍が契約するなら年俸は1810万ドル程度になる見込み。しかしながら大事な試合でベンチに置く選手に、そんなお金を払うとも思えない。ノンテンダーの可能性がありそうだ。

 ジャスティン・ターナー三塁手(37)については来季は1600万ドルのチームオプション。バイアウトした場合は200万ドルを支払う。ターナーは11月に38歳になり、この2年間はポストシーズンで47打数6安打と活躍できていない。若手に切り替えるべきなのかもしれない。

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2022年10月18日のニュース