子供大好き阪神・矢野監督　「こどもの日に勝つ試合を見せられてホッとしてます」　「こどもの日」は6連勝

セ・リーグ   阪神3-2ヤクルト （ 2022年5月5日    甲子園 ）

＜神・ヤ＞ヤクルトにサヨナラ勝利し、ナインとハイタッチをする矢野監督（左）（撮影・平嶋　理子）
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　超満員が続いた3連戦の最終戦をサヨナラ勝ちでもぎ取り、阪神・矢野監督は安どの表情を浮かべた。「こどもの日」は15年から1分け挟み6連勝で、明日につながる1勝となった。

　「本当にこの2日間、満員で来てもらっているのに子どもたちにいい勝利とかいい姿を見せられなくて。本当に悔しい思いをしていたんで、派手なゲームではなかったんですけど、こどもの日に勝つ試合を見せられて少しホッとしてます。これからもっともっといい試合を見せられるように頑張っていきます」

　この日同様「ゴールデンウィーク　こどもまつり」イベントが開催された3、4日はともに0―3で敗れ、甲子園に詰めかけたちびっ子たちに勝利どころか得点シーンも見せられなかった。サヨナラ押し出し勝ちという、劇的なのか渋いのか分からない結末にはなったが「どんな形でも今は勝ちたいですし、はい、うれしいです」と心の声を口にした。

　子どもたちへメッセージを求められると「僕たちも本当にうまくいかないこと、今シーズンは特に苦しんでいますけど、みんなも勉強やスポーツや学校や友達関係、いろんなことでうまくいかないこともあると思いますけど、それは失敗じゃなくて成功の途中だと思う。それを成功に導けるように、一歩前に踏み出して。僕たちもそういう姿を見せていくので、一緒に頑張っていきましょう」と熱く語りかけた。