前橋育英が3年ぶり9度目V 右腕・生方が1失点で公式戦初完投

[ 2022年5月5日 16:11 ]

春季高校野球群馬県大会決勝   前橋育英2―1高崎健康福祉大高崎 ( 2022年5月5日    高崎城南 )

3年ぶり9度目の春季県大会優勝を果たした前橋育英ナイン
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 前橋育英が逆転勝利で、3年ぶり9度目の春季大会優勝を飾った。

 0―1の8回2死三塁で9番・和田貴一内野手(3年)の遊撃内野安打で同点とすると、9回無死三塁で主将の3番・岡田啓吾内野手(3年)の中犠飛で勝ち越した。

 先発した背番号1の右腕・生方碧莞(あい)投手が4安打1失点、11奪三振で公式戦初完投。「ここまできたら優勝しかないと思った。朝に先発すると決まってから、9回投げきるつもりだった」と胸を張った。

 この冬はOBの西武・高橋光成投手やオリックス・山本由伸投手の映像を見て投球フォームやトレーニング方法を参考にし、自身の成長に生かした。「変化球でしっかりカウントとれて、球の質も上がった」と今大会で手応えも得た。21日に開幕する関東大会では栃木2位の佐野日大との対戦が決定。「今まで以上にレベルが高くなる。士気を上げてみんなで戦いたい」と意気込む。

 荒井直樹監督は「生方がここまで成長したのはすごく大きかった。1試合投げきることができて、一つ壁を乗り越えた」と称えた。

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