阪神・才木 支配下復帰で「感謝」の再出発 矢野監督も期待「1軍で投げる、勝つ選手」

[ 2022年5月5日 05:30 ]

支配下登録され、会見を行った阪神・才木 
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 阪神は4日、育成の才木浩人投手(23)と支配下選手契約を締結したことを発表した。背番号は「121」から以前に付けていた「35」に戻った。

 会見に臨んだ才木が真っ先に口にしたのは「感謝」だった。復活へのスタートラインに立った右腕。支えとなってくれた周囲の人々に対して素直な思いを吐露した。「トレーナー、理学療法士、専門家の方々が自分のために時間や労力を使ってくれた。(母からは)“良かったね。これからがスタートだから”と言われた」。

 プロ2年目の18年、先発ローテーションの一角として6勝。大きな飛躍が期待されるも、19年以降は右肘の状態が芳しくなく、20年11月に「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」に踏み切った。「メンタル的にもフィジカル的にも結構しんどかった」と才木。必死の思いでリハビリを乗り越え、二桁の背番号を取り返した。

 当面はファームでの調整となる。ただ矢野監督は「1軍で投げる、勝つということを思ってやっている選手」と期待。一日も早く、大観衆が待つ場所へはい上がるつもりだ。

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2022年5月5日のニュース