【阪神・平田2軍監督語録】4回6失点の森木「カープ打線が勉強をさせてくれた。一段と大きくなれる」

[ 2022年5月5日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1-7広島 ( 2022年5月4日    由宇 )

<ウエスタン 広・神>先発した森木(撮影・石崎祥平)
Photo By スポニチ

 阪神2軍は4日、ウエスタン・広島戦で初めてプロの打者相手にドラフト1位・森木が先発し、4回6安打5四死球で6失点。制球が定まらず甘く入った変化球を痛打された。8回からは右脇腹の筋挫傷で離脱していた及川が実戦復帰。1回を無失点に封じ、順調な回復ぶりをアピールした。

 以下は試合後の平田監督一問一答。

 ――森木がプロ相手に初先発。
 「まあ、あのあれじゃない。(打たれて)良かったんじゃない。そう(うまくは)はいかんよ。これはカープさんに感謝だな。こういうところで久しぶりの先発というところもあったけど、そうはいかん。そういうところをカープ打線が森木に勉強をさせてくれた。森木はこれで一段と大きくなれる。きょうオレはカープに感謝せな。これは森木がこれから大きくなるいい糧になる。最初は抑えて順風満帆にいくよりね、今日はもうそういうところでは、森木の勉強よ。大きくなるステップにホップ、ステップかな。ホップになるまず第一段階。うん、今日はやっぱり緊張感もあったりしながら、森木らしくない。制球が乱れたりしてたけどね。そこでね、また立て直してできなかったところや、これがやはりファームのプロのバッターなんだから。その辺はいい勉強になったと思うな」

 ――中川捕手も初めてスタメンから。
 「公式戦ではスタメンはアレやけど途中でソフトバンクでも(バッテリーを)組んでるし、同級生で組ませて森木のいいところを引き出してもらおうと思ったけど、そりゃ中川どうのじゃないよね、今日はね。珍しく、緊張感も力みもあったと思うし、それがやっぱりピッチャーよ。それはもうナンクルナイサー。ナンクルナイサーどころか、オレは良かったと思っている」
 
 ――及川も実戦復帰した。
 「スピードはあったけどね。制球的に久々の実戦だから及川もマウンドの感触だとか、相手バッターとのそういう感覚をね、つかむのに良かったと。フォアボールを出してたくさん投げられて三振を三つ。球の力もあったし、あとはあのコントロールの精度を上げていくというか、良かったと思うよ。球の力があった」

 ――変化球のキレを見ていて。
 「まあまあ。まずまずじゃない。ただボールがね、思ったよりなんていうかな。ちょっとしたコントロールの乱れというか、元々こういうのがあったので、まだそこはまったく気にしていないし、久しぶりに投げられてゲーム感をつかんだところでいい登板になったと思う」

 ――栄枝が試合前練習を外れた。
 「やっぱり(去年)骨折して試合に出ると張りがでたから今日はまあ大丈夫、昨日も試合は出られたんだけどやっぱり骨折をしてたんでね。そこは大事をとって、甘やかすではなく今日は1日、明日は動く。今日も動けるって言ったんだけどやめとけと。今日はどっちにしてもキャッチャーで使う気がなかったし。そういうことです」

 (続けて)

 「良かったと思うよ、森木。ナンクルナイサーでいいんだって。何にも問題ない。最初に抑えるより。ピッチャーにデッドボールをぶつけてその後(の打席でも同じ小林に四球)が気の優しいところがちょっと出たかな。当てちゃいかんと、優しい部分が出たのでその辺はハートを強くさせないといけない。打たれて勉強よ」 

続きを表示

2022年5月5日のニュース