巨人・元木ヘッド「若い選手はチャンスなのに」 大城はバットを短く持って唯一の安打「他の選手も…」

[ 2022年5月5日 17:33 ]

セ・リーグ   巨人0―3広島 ( 2022年5月5日    マツダ )

<広・巨>6回、安打を放つ大城(撮影・河野 光希)
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 巨人は打線が今季最少のわずか1安打に終わり、開幕35試合目にして今季初の零敗。2カード連続の負け越しで3位・広島に1・5ゲーム差と迫られた。

 リーグ単独トップ5勝目を目指した先発左腕メルセデスは初回から5回にかけて13人連続でアウトに取るなど6回2失点(自責1)と好投も報われず、今季初黒星を喫した。

 試合後、巨人の元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(50)はわずか1安打に終わった打線について「うん、いいピッチングされたね」と5回まで完全投球に抑えられた広島の新助っ人アンダーソンに完敗を認め「やっぱり高めの勢いある球に手を出しすぎたね」と高めのボール球を空振りする選手が多かったことを振り返った。

 また、事前の情報と実際に対戦しての違いもあったのか問われると「やっぱり、打席立ってのボールを見られてないから、初めてだったし、思った以上に良かったなと。次当たる時は対策していかなきゃいけないね」とコメント。結果的に6回先頭の大城が中前打を放ち、アンダーソンの完全投球を止めた1本がチーム唯一の安打となった。「すごいよく考えて、1打席目から(バットを)短く持ってたしね」と大城の工夫を評価した上で「ああいうのはやっぱり、他の選手も(岡本)和真とかは別だけど、若い選手はチャンスなのに、そういうことをやっていかなきゃいけないんじゃないかなと思うよね」と苦言も忘れなかった。

 また、前日に左肩甲骨に死球を受けて負傷退場となった吉川はこの日、登録抹消こそされなかったものの姿を見せずベンチ外。吉川の代わりにプロ初スタメンで二塁を守った20歳の中山については「バッティングではヒット出なかったけども、守備はすごく落ち着いていて、やっぱりまたチャンス増えていくんじゃない?」と高評価。吉川の状態については「きょうは試合も上がりで東京に帰らせて。きょういても何もできないからね。まだ抹消してないので」とし、今後については状態見ながらかと問われると「そうそうそうそう」としていた。

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2022年5月5日のニュース