元レッドソックス・田沢がメキシコの球団と契約 昨季は台湾でリーグ2位30セーブ

[ 2022年5月5日 01:13 ]

レッドソックス時代の田沢
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 レッドソックスなどで活躍し、昨季は台湾でプレーした田沢純一投手(35)がメキシカンリーグのドゥランゴ・ジェネラルズと契約することが4日、分かった。リーグは4月22日に開幕しており、今月上旬にチームに合流する。

 日本の社会人からNPBを経ずに、直接メジャーに移籍した田沢は、大リーグ通算388試合に登板。13年にはレ軍で世界一に貢献した。20年7月にBC埼玉に入団。同年オフのドラフトで指名可能となったが、NPBから声はかからなかった。昨季は台湾の味全ドラゴンズと契約。抑えとしてリーグ2位の30セーブをマークした。今季は新たな移籍先を模索し、国内で調整を続けていた。

 18球団で構成されるメキシカンリーグは、21年にMLB傘下のマイナー組織が再編されるまでは3Aの位置付けにあった。16年創設の新興球団ドゥランゴはメジャーでの実績がある右腕を高く評価しているという。昨年、台湾に移籍する際に「必要としてくれるチームがある限り野球を続けたい」と話していた田沢。米国、日本、台湾に続き、4つ目のプロリーグ挑戦となる。

 チームの公式SNSでは一斉に「ワールドシリーズの優勝者が地球の反対側から勝利をもたらすためにやってくる」などと田沢の入団を報じた。

 ◇田沢 純一(たざわ・じゅんいち)1986年(昭61)6月6日生まれ、神奈川県出身の35歳。横浜商大高から新日本石油ENEOSを経て08年にレッドソックスと契約。17年からはマーリンズ、エンゼルスなどでプレー。20年3月にレッズを自由契約となり、7月にBC埼玉と契約。昨季は台湾の味全で58試合で4勝4敗30セーブ、防御率3・56。メジャー通算388試合で21勝26敗4セーブ89ホールド、防御率4・12。1メートル90、90キロ。右投げ右打ち。

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