日本ハムの新外国人・ヌニエス 出場29試合目で待望の来日1号

[ 2022年5月5日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―5楽天 ( 2022年5月4日    札幌D )

<日・楽>7回、ソロを放つヌニエス(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの新外国人ヌニエスが、待望の来日第1号ソロを放った。楽天に1―5で2連敗を喫するも、7回の左越えソロを含む2安打をマーク。開幕から出場29試合目、88打席目でようやく飛び出した一発に「素直に日本での第1号の本塁打が出てうれしかった」と、表情を緩めた。

 メジャー通算56本塁打の右の長距離砲として期待され、オープン戦は出場7試合で打率・538、1本塁打と好成績を残した。だが、開幕後は相手チームにも研究されて前日まで打率・185と低迷。日本独特の2段モーションや多彩な変化球に「アジャストが一番難しい」と苦しんだ。

 だが、新庄監督のテコ入れが効いた。この日、指揮官は「気持ちの面で変えてもらおうと」と、3月29日の西武戦以来となる「4番・一塁」で先発。2回に中前打で勢いに乗ると、7回1死からは涌井の低めのカーブをすくい上げ、左翼席中段に運んだ。

 最強助っ人の系譜を受け継ぐ背番号「5」。これまで球団ではセギノールやレアードがその番号を背負い、ともに日本一に貢献した。新型コロナウイルスの入国制限で家族と離れた生活が続くが「このメモリーを家族とともにシェアしたい」。記念すべき一発が日本一への序章となる。(清藤 駿太)

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2022年5月5日のニュース