巨人・桑田コーチ「勝たせてあげたかったね」とメルセデス労う 一度登録抹消へ 6日は堀田が先発

[ 2022年5月5日 17:55 ]

セ・リーグ   巨人0―3広島 ( 2022年5月5日    マツダ )

<広・巨>6回、西川に適時二塁打を許し、ガックリのメルセデス。左は大城(撮影・河野 光希)
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 巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)は広島戦(マツダ)で6回5安打2失点(自責1)と好投も打線の援護に恵まれず、今季初黒星を喫したC・C・メルセデス投手(28)を労い、一度登録抹消することを明かした。

 来日初登板初先発となった広島の新助っ人アンダーソンに味方打線が5回まで完全投球に抑えられる中、メルセデスも4回までわずか1安打無失点と好投。だが、5回1死から中村健、磯村に連打されると遊撃を守る広岡の二塁悪送球もあって一、三塁とピンチが広がり、小園の二ゴロの間に先制点を許してこれが決勝点となった。

 桑田コーチは「非常にいいピッチングだったと思います。勝たせてあげたかったね」と残念がり「もう1回いけたと思うんですけど、きょうはビハインドだったんでね。しょうがないというところで、はい。できるだけ今年は引っ張ってやっているんですけど、きょうはしょうがなかったですね」と6回98球での降板を振り返った。

 また、8回には2死走者なしから上本の打球が三塁ベースに当たって二塁打となる不運もあり、3番手右腕・鍬原が2死満塁として降板。ここでリリーフした4番手左腕・高梨が坂倉に押し出し四球を与えてこの試合3点目を失った。「ここのところ、ちょっとアンラッキーがね、エラーも含めてアンラッキーが多いので。まあ、でも、長いシーズンこういうことがあるので、こういうときだからこそ、ピッチャーは粘って、踏ん張っていきたいなと思います」と桑田コーチ。「そういうことも選手たちにね、毎日、耳にタコができるくらい、そういうエラーも出たり、アンラッキーなヒットも出たりするけど、粘っていこうなという話はしていますので」と説明した。

 巨人は6日から8日にヤクルトと東京ドームで3連戦を戦った後、10日に新潟でDeNA戦、11日は試合が予定されておらず12日は横浜でDeNA戦。13日から15日に東京ドームで中日と3連戦と来週は変則的な日程となる。そのため、「一度これでCCを抹消して、CCを1週間休めるという形になりますね」とメルセデスの登録抹消を明言した桑田コーチ。ホームに帰って仕切り直しとなる6日のヤクルト戦(東京D)は2019年ドラフト1位で、2試合連続4回4失点して登録抹消中の堀田がプロ2勝目を懸けて4月21日以来となるマウンドに上がる。

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2022年5月5日のニュース