今季初勝利 菊池雄星が取り組んだ3つの改良

[ 2022年5月5日 11:09 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ2ー1ヤンキース ( 2022年5月4日    トロント )

ブルージェイズ・菊池雄星
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 ブルージェイズの試合を実況するスポーツネットのジョー・シダル解説者が菊池雄星(30)が前の試合のアストロズ戦から3つの改良に取り組んでいたと説明。投球フォームは二段モーションをやめ、91マイルのカッターと83マイルのスライダーをブレンドした88マイルのハードスライダーを使い始め、配球では直球を増やしていると指摘した。

 二段モーションをやめたことについては、前回は制球が安定せず、ストライク率59%、3四球だったが、この日は78球中54球ストライクで69%、1四球だった。ハードスライダーは30球使い、平均球速は88・4マイル(約142・2キロ)。これで7個の空振りを奪った。

 コーチ陣は昨季、ブルージェイズで復活を果たし、サイヤング賞に輝いたロビー・レイのようなスライダーをイメージしているという。

 直球を増やすことについては78球中34球で44%、空振り4個。昨季は直球は全体の35・7%で、約10%増えている。他スプリットを14球投げ、4つの空振りを奪っている。シダル解説者は「今季はキャンプが短かったから、3つの改良を全て開幕前に済ませることはできなかった。今日の菊池は素晴らしかった」と高く評価した。6回3安打1四球1失点、7奪三振。登板5試合目で初のクォリティースタート、初勝利を挙げた。

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