阪神・秋山 ツバメキラーまさか…19年から6連勝中も「粘り切れずに悔しい」5回1/3を3失点

[ 2022年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―3ヤクルト ( 2022年5月4日    甲子園 )

<神・ヤ>6回1死一、二塁、村上に左越え適時二塁打を浴び、マウンドを降りる秋山(撮影・平嶋 理子)
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 ツバメキラーが苦杯をなめた。阪神・秋山は中盤につかまり、5回1/3を5安打3失点で降板。4年ぶりにヤクルト戦で黒星を喫した。

 「なんとか粘りながら投げることでチームに流れを持っていきたいと思っていましたが、粘り切れずに悔しい登板になりました」

 1点劣勢の6回が分岐点になった。先頭・塩見の三ゴロを糸原が後逸する失策。なおも1死一、二塁で迎えた村上を追い込んでから5球目に投じた外角低めの直球を捉えられた。打球が風にも乗って左翼フェンス直撃の適時二塁打。2点目を失ったところでマウンドを降りた。

 ヤクルト戦は19年から10試合で6連勝中だったが、18年8月17日以来の黒星。ただ、決して悪い内容ではなかった。3回に先制点を献上も、4回は山田、村上、オスナの3人を4球で打ち取るなどテンポ良くアウトを量産。今季初の中5日で臨み、本来のワインドアップではなく前回から継続するセットポジションから力強い直球を投げ込んだ。矢野監督も「アキらしさは出始めている」と評価。次回に期待を持たせる投球でもあった。

 「前回登板から3巡目までを投げ切ることができない投球が続いているので同じ事をしないように対策と準備をしていきます」。抱えていた右膝への不安もなくなりつつある。次こそ、全快の快投で白星を手にする。(遠藤 礼)

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