がっくり巨人4連敗…赤星に「3球勝負」の落とし穴 炎上4回途中12失点で2軍降格

[ 2022年5月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―12広島 ( 2022年5月3日    マツダ )

<広・巨>4回途中、降板する赤星(撮影・河野 光希)
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 「3球勝負」の失敗が大量失点につながった。巨人・赤星は初回、先頭の堂林を2球で追い込んだ。3球目は直前に空振りを奪った外角カットボールを続けたが、2球目よりも甘くなり中前打。その後、広岡の失策も絡み初回に6点を失った。

 原監督は「本来の投球ではない」と評した。近年は2球で追い込んでから明らかなボール球を投じる先発投手は減った。球数を抑える配球が主流。赤星は新人ながら2ストライクから「3球勝負」でアウトを奪ったケースが今季に3度もあった。3月27日の中日戦では木下を右飛、4月17日の阪神戦では佐藤輝、小幡をともに空振り三振に斬った。いずれも2球目と3球目は同じ球種で、セオリー通りに「より厳しいコース」に投げていた。

 悔いが残る1球を引きずり3回1/3を11安打12失点(自責3)だった赤星は「試合をつくれず申し訳ないです」と謝罪。桑田投手チーフコーチは「持ち味の制球がぶれている」と話し2軍での再調整を決めた。チームは4連敗。依然、首位も楽観視はできない状況だ。(川島 毅洋)

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2022年5月4日のニュース