巨人・原監督「苦戦するのは上等ですよ」 中島V打には食い気味に「えぇ、もう。切り札ですから」

[ 2022年5月4日 18:29 ]

セ・リーグ   巨人6―3広島 ( 2022年5月4日    マツダ )

<広・巨>7回1死三塁、適時二塁打を放った中島はベンチに戻り原監督(左)に迎えられる (撮影・奥 調)
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 首位・巨人は3点差をハネ返して敵地での広島戦に逆転勝ち。今季最長の連敗を4で止め、貯金を8に戻した。

 先発右腕・戸郷が5回に3失点して先制を許したが、直後の6回に主砲・岡本和が起死回生の11号同点3ランを左中間スタンドに放ってあっという間に同点。7回には代打・中島が左翼線へ適時二塁打を放って勝ち越し、これが決勝点となった。8回には途中出場していた広岡が右中間へ2点適時三塁打を放って突き放した。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は流れを一瞬で変えた主砲の一発に「(それまでは)何かツキもないようなね。まあ相手のもちろんいいプレーというのも、たくさんもあったけどね。そういう意味ではそういう状況の中でね、引っくり返せたのは大きいと思いますね」とコメント。岡本和は3ボールからの4球目を左中間スタンドへ放り込んだが「ねぇ。あの、まあ当然、サインは打てという形でね。それをしっかりと励行(れいこう)してくれたということですね」と振り返った。

 また、代打・中島の決勝打については報道陣の質問に食い気味に「えぇ、もう。切り札ですから。そういう意味ではワンチャンスをね。ナイスバッティングでしたね」と答えて絶賛。カード初戦で初回に失策を犯して大量6失点のきっかけをつくった広岡が打った2点適時三塁打についても「ねぇ、しぶとくね」と評価し「ファーストの守備も非常によかったですね」と答えた。

 これで今季最長の連敗が4で止まった。それでも「まあまあ」と制し「あの、苦戦するのはやっぱり上等ですよ。その中で我々がいかに戦っていくかですね」と話す指揮官だった。

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