殊勲打の巨人・中島と一問一答 “ここぞ”で打つ岡本和を絶賛「そこすごいなって思うわ~」

[ 2022年5月4日 19:28 ]

セ・リーグ   巨人6―3広島 ( 2022年5月3日    マツダ )

<広・巨>観客の拍手に応える中島(撮影・河野 光希)
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 巨人のチーム最年長選手、中島宏之内野手(39)が広島戦(マツダ)で勝ち越し、そして決勝の左翼線二塁打。チームの今季最長連敗を4で止めた。

 先発右腕・戸郷が3点先制を許した直後の6回に主砲・岡本和が起死回生の同点3ラン。そして、3―3で迎えた7回だった。1死三塁のチャンスに香月の代打に登場。この回からマウンドに上がっていた3番手左腕・塹江がフルカウントから投じた7球目、真ん中付近、やや内寄りの146キロ直球を左翼線に弾き返し、四球で出塁していた三走・広岡を勝ち越しのホームへと迎え入れた。中島には代走・松原が出て、ここで“お役御免”。チームは8回に広岡の適時三塁打で2点を加えて最後は逃げ切った。

 試合後、中島との一問一答は以下の通り。

 ――岡本和の一発で追いついた後の回でのチャンスで代打

 「ランナー三塁に進んだら代打いくよと。そのまま進まんかったらまた違う人がいってた。その中でランナー進んで三塁。点を入れることしか考えてなかった」

 ――準備で大切にしてること

 「ちょっと見える範囲のところで投球練習してるやつとかも見て。ずっと裏で振ってるだけじゃなくて、時々顔出してピッチャー代われば投げてる球、『何投げるよ』ってやったりしてるから球筋見たりそういうことをやってますね」

 ――インコースの速い球だった。自己評価は

 「球は彼、速いからね。その球に何球か見てるうちに打ちにいくタイミングも合わせられたんちゃうかなぁと思いますね」

 ――代打で出る難しさはあると思うが、心構えなどはどのように培ってきた

 「常にずっと出てたときとかは何も考えずで、時々代打でいくよと言われたときも打席での見え方とかリズムとか打ちにいくタイミングとか何も考えなくてもパッといけてたんですけどね。代打がずっと続いたりすると一発勝負なんでね。やっぱり自分から仕掛けようかなという思いと、ちょっと無理にいきすぎて何でも振りにいってもなっていう思いの難しさがあるかな。初球からいきたいし、いこうかなぁ、タイミング取って打ちにいくけどスピード感が違うときもあるから、振ってみないと分からないこともありますよね。振ろうと思ってるけど厳しいところは無理に振らんとかね。一応イメージしながらいっててうまくいくときもいかん時もある」

 ――キャンプなどでも岡本和と打撃論を交わしていた。中島から見た岡本和のすごさ

 「ここで打ってほしいなってときにね、ホームラン打つとこがすごいんちゃう?って思いますよ。きょうもね、3ランねえ!ここで打ったら同点やん、逆転やんって時にガンって打ってくれるでしょ。そこすごいなって思うわ~」

 ――ゴールデンウイークやこどもの日の思い出

 「少年野球、子供からずっと野球やってるから、そこ、祭日は野球やったから、特にどうこうはあまりないかな。分からない(笑い)」

 ――坂本が離脱。役割は

 「役割はどうやろうね。(坂本)勇人いてもいなくても、みんなとコミュニケーションは取るし。勇人おれば勇人が若い子とかにも声かけたりね、話したりして、チームまとめたりしてるとこもあるしね。プレーでも引っ張ってくれてる面があるから。その辺は勇人がいるいないでは大きいとこはあると思うけど。僕自身は勇人ともよくしゃべるし、野球の話もするし、僕も勇人にどんな感じでやってんの?って聞いたりすることもあるし。そういう野球の話を、若い子たちとも、勇人もするし僕もするから、特別役割的に変わることはないかな。僕自身はね。チームとしてはいなくなるの痛いけどね」

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