花巻東・佐々木麟太郎 高校通算64発清原に並んでいた!「初心に返って」センバツ後8発

[ 2022年5月4日 05:30 ]

高校野球春季岩手大会・地区予選2回戦   花巻東12ー1花北青雲 ( 2022年5月3日    花巻 )

菊地雄星が甲子園で背負い、エンゼルス大谷の現背番号の17番で出場した佐々木麟太郎(撮影・柳内 遼平)
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 今春のセンバツに出場した花巻東(岩手)が、春季岩手県大会花巻地区予選2回戦で花北青雲に12―1で5回コールド勝ち。県大会出場を決めた。注目のスラッガー佐々木麟太郎内野手(2年)は、1安打1打点で2四死球。センバツ後の練習試合で8本塁打し、高校通算本塁打は松井秀喜(星稜)の60発を抜き、清原和博(PL学園)の64発に並んだ。

 涙から41日。佐々木がセンバツ後初の公式戦に臨んだ。11―1の4回2死二塁、スライダーを捉えて120メートルの中堅フェンスにワンバウンドで達する適時二塁打。一方的展開にも集中力を切らさず「打球が風に乗ってあそこまで飛んでいった」と謙虚に振り返った。

 甲子園デビューとなったセンバツでは、1回戦で市和歌山に4―5で敗戦。エース右腕・米田天翼(つばさ=3年)の140キロ超の直球に4打数無安打2三振に倒れ「自分が本当に情けなかった」とした。センバツ後は4月30日までの練習試合で8本塁打と量産。高校通算64本塁打とし、松井秀喜の60を超え、清原和博と並んだ。

 センバツで「3」だった背番号は、3年生が主体の今回は「17」に。OBのブルージェイズ・菊池、エンゼルス・大谷が高校時代に背負った特別な番号で「初心に返って(去年の成績は)全て忘れてリセットできている。勝ちに貢献する打撃をしたい」と再出発を強調した。(柳内 遼平)

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