豪州Lに日本人主体のチーム参入へ 順調なら23年11月開幕のシーズンから

[ 2022年5月4日 05:30 ]

オーストラリア野球リーグで優勝し喜ぶ選手ら(同リーグ提供)
Photo By 共同

 オーストラリア野球リーグ(ABL)が、新規に日本人主体のチームを参入させる構想を打ち出し、日本側と最終調整が進んでいることが3日、分かった。順調なら23年11月開幕のシーズンから本格参入する。プロリーグのABLは日本がシーズンオフ中の開催で、プロ野球球団にも選手派遣を呼びかける。若手には経験を積み、大リーグも視野に実力をアピールする舞台になる。ABLには日本市場の開拓が魅力だ。

 チーム編成にあたり、社会人や自由契約となったプロ選手らを集めたトライアウトなどを行う。休止を経て10年に再始動したABLは6球団だったが、18~19年シーズンに韓国とニュージーランドのチームが加わり今は8球団。21年4月までABLの最高経営責任者(CEO)を務め、今回の計画に携わるカム・ベール氏は、時差が少ない日本は試合のネット中継にも適しているとし、「日本の野球を取り込むことはビジネスとして有望だ」と期待を示した。

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