阪神・秋山 「EXILE」ATSUSHIから“生涯テーマ曲”ゲット 3年連続2桁勝利へ燃えたぎる

[ 2022年3月18日 05:30 ]

EXILE ATSUSHI(左)とポーズを決める秋山(球団提供)
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 世界に一つだけの応援歌だ。阪神・秋山は、親交の深い人気ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のATSUSHIから、ホームゲーム登場テーマとして使用するオリジナル曲を受け取り、耳を傾け、そして心を震わせた。

 「鳥肌が立ちました。涙も出そうになった。もう僕が現役でいる間は選択肢は他にないです。それぐらい、かっこよかった。作ってもらったことに恥じないように頑張りたい」

 “生涯テーマ曲”が完成した。そのタイトルは「Put it on the line」。4月30日発売予定のATSUSHIのベスト&ニューアルバム『ONE』にも収録されるナンバーだ。「マウンドに向かっていく、秋山拓巳の後ろ姿みたいな。彼自身の中でもこの曲が流れていて闘争本能が燃えたぎるような曲にしたかった。球場で、みなさんに手拍子とかもしてもらえそうな感じ。ちょっとロックのテイストも入っている」とATSUSHI。リリース時に雄たけびを上げる右腕のスタイルも踏まえ、その曲調で気持ちの高ぶりを表現した。

 秋山にとっては、6~7年前から付き合いがある“兄貴分”。昨年5月にATSUSHIがYouTube上で「アッキャマン(秋山)が2年連続2桁勝利したらテーマ曲を作ります」と発言したことが、きっかけとなった。秋山が「僕もYouTubeを見て、びっくりしたのとプレッシャーは感じました」と振り返るサプライズだったが、その“ご褒美”もモチベーションに、見事に目的達成。さらなる高みを目指す22年シーズンは、心強いBGMを追い風に、マウンドへ向かう。

 「今年2桁勝利いったら自主トレとか。僕も体を動かすのが好きなので、コロナが明けて一緒に行けるようであれば楽しみの一つとしていいかなと」。ATSUSHIからは早くも3年連続2桁勝利の“ご褒美”も提示された。その期待に応え、凱歌を上げ続ける。(長谷川 凡記)

《コラボグッズ25日から発売》
 オリジナル楽曲制作に連動した企画として、秋山とEXILEのATSUSHIがコラボしたグッズも発売されることが分かった。背番号21のユニホームを着たATSUSHIと秋山のイラストがプリントされたフェイスタオルのほか、Tシャツ、キーホルダーなどが、25日から公式オンラインショップT―SHOP、チームショップアルプス、チームショップクラブハウスなどで発売される。

【阪神の主な楽曲提供アラカルト】
 ★西岡剛「スーパースター」(強) 西岡のために書き下ろした新曲で、13年の後半戦から使用。
 ★能見篤史「刹那」(GReeeeN) 歌詞の一部「自分信じて」を「能見信じて」と歌い直した特別バージョン。14年から使用。
 ★陽川尚将「静寂と歓喜~グランドスラム~」(強) 強は大阪都島ボーイズの先輩。15年に「甲子園で本塁打を打ったら曲をプレゼントする」と言われ、16年に2本を放ったことで17年から実現。
 ★及川雅貴「オセロ」(遊助) 遊助は横浜高の先輩。今月30日にリリースするオリジナルアルバムの収録曲が編曲され「及川雅貴で一勝」という歌詞が入っている。

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