倉敷工・福島主将「人に感動を与えられるような宣誓にしたい」 兄の激励も胸に聖地で選手宣誓へ

[ 2022年3月18日 05:30 ]

センバツ開会式リハーサル 

<センバツ・開会式リハ>選手宣誓を行う倉敷工業・福島主将(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 18日開幕する第94回選抜高校野球大会(13日間、甲子園)の開会式リハーサルが17日、甲子園球場で行われた。初日に登場する浦和学院(埼玉)、大分舞鶴、和歌山東、倉敷工(岡山)、クラーク(北海道)、九州国際大付(福岡)の6校の主将が入場行進曲となっているYOASOBIの「群青」に合わせて外野から内野まで行進し、本番に備えた。

 18日の第2試合で和歌山東と1回戦を戦う倉敷工の福島貫太主将は壇上で2度、宣誓全文を読み上げた。文章はチームメートで考え、毎日の練習後と夕食後に30分間、練習してきた。コロナ下の最高学年時に春夏の甲子園大会が中止となった兄・章太(現中日育成)からもLINEが届き、「そういう(目指せなかった)人たちの分まで頑張れ」と激励されたという。

 昨秋公式戦では.513と高打率を誇った3番打者でもある主将は「コロナ下で思う存分、野球ができないこともありましたが、できない理由を探すのではなくて、できる理由を大切にしてきた。甲子園は誰しもが立てる場所ではない。人に感動を与えられるような宣誓にしたい」と本番での成功を期した。

続きを表示

2022年3月18日のニュース