阪神・中野 18日から1軍昇格 矢野監督「自分の目で見て判断する」 開幕へ残り3試合でチェック

[ 2022年3月18日 05:30 ]

プロアマ交流戦   阪神7-1大商大 ( 2022年3月17日    鳴尾浜 )

<阪神・大商大>3回、中野は左前打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 下肢のコンディション不良のため2軍調整を続けてきた阪神・中野が、18日のオリックス戦から1軍に昇格することが17日、決まった。矢野監督が方針を示した。

 「京セラ(ドームでのオリックス3連戦)から(中野を)呼んでみようかなと思っている。状態を自分の目で見て判断する」

 開幕まで残り3試合というタイミングで、滑り込んだ。11日から2軍で実戦復帰。順調に調整を続け、慎重を期していた指揮官もようやくゴーサインを出した。中野が不在だった春季キャンプ中から木浪、小幡らが遊撃レギュラー争いを演じ、アピール合戦を続けてきたが、決定打を出せていない現状。そこに本来なら開幕遊撃の大本命が参戦する。指揮官からは「開幕も近いのでもちろん結果というのは求められる」とハッパも掛けられた。

 状態も上々だ。中野はこの日、大商大とのプロアマ交流戦に「2番・遊撃」で先発出場し、3回の第2打席では今秋ドラフト候補左腕・伊原から左前打。「非常にボールがよく見えてきている」とうなずいた。実戦勘を養うとともに、バットの構える位置を少し高くするなど実戦を通して微調整も進め、「アピールしないといけない立場だというのは変わらない。まずは自分のやるべきことをやって何とか開幕スタメンを取れるように」と虎視眈々(たんたん)。自らの手で、本来の居場所を取り戻す。(石崎 祥平)

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2022年3月18日のニュース