楽天・則本 東北魂胸に18日先発「野球で元気を与えられるように」

[ 2022年3月18日 05:30 ]

登板前日の調整を行う楽天・則本(球団提供)
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 楽天の選手会長を務める則本が、16日に発生した地震で大きな被害を受けた東北地方への思いを語った。福島、宮城の両県では最大震度6強を観測。チームは同日夜に静岡でのオリックス戦後に名古屋へ移動していた。一夜明けて被害状況が伝えられる中で「凄く心配。亡くなった方もいらっしゃるので何とも言えない」と複雑な胸中を明かした。

 球団によると、チーム関係者とその家族、球団職員の全員が無事だった。仙台市の楽天生命パークや2軍施設、球団事務所に目立った被害は確認されていないという。一方で、東北新幹線の運転再開のめどが立たず、21日に予定する東京から仙台への移動は、影響が避けられない状況だ。

 1週間後の25日、仙台市の本拠地で7度目となる開幕投手の大役が控える。18日の中日戦先発に向け、この日はバンテリンドームで調整。心を痛めながらも「僕たちは野球で元気を与えられるようにやっていくしかない。皆さんの無事を祈りつつ、僕たちができることをちゃんとやって仙台に帰りたい」と表情を引き締めた。(重光 晋太郎)

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