アスレチックス傘下の冨岡がマイナーキャンプ合流「苦労なくスムーズに過ごせている」

[ 2022年3月6日 21:38 ]

アスレチックス傘下マイナーのキャンプに参加中の冨岡(撮影・笹田 幸嗣通信員)
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 アスレチックス傘下マイナーの冨岡聖平投手(26)が5日(日本時間6日)、アリゾナ州メサで行われているマイナーキャンプに合流し「(練習の)流れもわかる状態。苦労なくスムーズに過ごせている」と笑顔を見せた。

 昨季は傘下1A(ハイA)ランシングで先発、救援で6勝7敗、防御率4・65。71回2/3で78三振、最速は95マイル(約153キロ)を記録した。「1年間フル活動できたのは大きな収穫。自分を褒めてあげたい」と話した一方で「防御率と四球1個あたりの奪三振率(3・12)はもっと上げていきたい」。今キャンプの課題には「直球の回転の軸と質。シュート成分が多くなると打者に捉えられる。シュート成分を減らしたい」を挙げた。

 19年11月、メジャー球団が日本国内で初めて行なった投手限定の入団テストで95マイルの直球が認められア軍とマイナー契約。20年はコロナ禍でシーズンがキャンセル。渡米もできなかったが「対打者の感覚は日本の打者相手に投げるのと違う。練習で立ってよとは一度も言わなかった」。合理的な思考は米国向きだ。

 現在、ロックアウト(施設封鎖)の影響でメジャー選手は球団施設で練習できないが、マイナー選手は対象外。「全体的にレベルアップしないと駄目」と話すように課題は多いが「いきなりアメリカに来てメジャーを目指すのも全然悪くない」と目を輝かせる。憧れの投手はメジャー歴代1位の652セーブを誇るマリアノ・リベラ(ヤンキース)。アメリカン・ドリームを目指す26歳の若者は今日も汗を流す。(笹田幸嗣通信員)

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