阪神ドラ3・桐敷 ガンケル登板回避で6日プロ初先発 逆転開幕ローテ入りへチャンス

[ 2022年3月6日 05:30 ]

甲子園で調整する桐敷(左)
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 阪神ドラフト3位左腕の桐敷(新潟医療福祉大)に“プロ初先発”の好機が巡ってきた。6日の楽天戦に先発予定だったガンケルが先月27日のヤクルト戦に続き、腰の張りで2週連続の登板回避が決定。当初は中継ぎで最長4イニングを予定していた桐敷が繰り上がる形で先発に決まった。

 矢野監督は「(ガンケルは)この前、ピッチングをやったけど、ちょっと(腰に)張りが…という感じやったから、やめさせた」と説明し、「桐敷はどこで投げようがチャンスだし、あまり周りのことは考えずに自分のピッチングに専念してもらえたらいい。甲子園で投げるのも、いい練習になると思う」と本拠地デビューに期待を膨らませた。

 2月中に既に2度の実戦登板を経験。20日の中日との練習試合は2番手で1回無失点、26日の中日とのオープン戦は4番手で2回1失点だった。先発マウンドは今回が初めて。しかも本拠地初登板まで重なった。

 キャンプでは曲がり幅の違う2種類のスライダー、ツーシームを駆使するなど1軍戦力としての可能性を十二分に示し、今後は先発と救援の両方を視野に投球回を伸ばしていく方針だった。ガンケルには昨季9勝の実績があるとはいえ、今春はまだ実戦登板がなく、開幕ローテーション入りへの不安は消えない。結果次第では逆転の余地もあり、桐敷は「少し緊張していますけど、自分のやれることをやる。そのつもりです」と平常心を強調をした。(石崎 祥平)

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2022年3月6日のニュース