日本ハム・宮西 オープナーで1回無失点「全然緊張しなかった」引退セレモニーの鶴岡氏の登場曲で登場

[ 2022年3月6日 14:09 ]

オープン戦   日本ハム―巨人 ( 2022年3月6日    札幌D )

<日・巨(2)>力投する先発の宮西(撮影・高橋 茂夫)
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 1イニング限定のオープナーとして先発起用された日本ハム・宮西が、初回を無失点で切り抜け、新庄監督の起用に応える好投を見せた。

 試合前に引退セレモニーが行われた鶴岡慎也氏が現役時代に登場曲として使用していたPhillip Phillipsの「Gone, Gone, Gone」を流す粋な演出でマウンドに登場した。先頭の丸は139キロ直球で見逃し三振。2番・岡田にはフルカウントから四球を与えたが、続く坂本は注文通りに二ゴロに打ち取り、危なげなく併殺を奪って切り抜けた。

 宮西はプロ1年目の08年から中継ぎ一筋の中継ぎエース。2月23日の中日との練習試合(名護)でもオープナーとして先発予定だったが、雨天中止で先発登板が流れていた。

 初のオープナー起用について宮西は「今までは試合の流れを見ながら(肩を)つくっていた。今回はそういう目標がないつくりかたで、難しさはあった。試合に入れば8回の1―0よりは全然緊張しなかった。今までは投げるかどうか分からない状況で準備しているので、(先発は投げると分かっているので)気持ち的にはストレスもなく、楽かな。今までリリーフ1本でやってきたプライドももちろんもっているけど、今年からチームを改革していこうと、監督のもとでやっている。個人の意見よりもチームが強くなるためにやる作戦であれば、やらなければいけないと覚悟している」と振り返った。

 鶴岡氏の登場曲でマウンドに上がったことについても「昨日電話して“僕、先発なのでセレモニー見られないです。登場曲かけときますね”っていう約束をしていた」とやり取りを明かした。

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2022年3月6日のニュース