巨人ドラ1大勢 158キロにも冷静「もっと自分の理想としているフォームや形の中でああいう球が出れば」

[ 2022年3月6日 17:58 ]

オープン戦   巨人1―4日本ハム ( 2022年3月6日    札幌D )

<オープン戦 日・巨>158キロを出した大勢 (撮影・森沢裕)
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 巨人のドラフト1位ルーキー右腕、大勢(本名:翁田大勢)投手(22=関西国際大)が日本ハム戦(札幌D)に3番手として登板。自己最速を更新する158キロをマークした。

 オープン戦初登板となった3日の西武戦(東京D)で投げた初球がいきなり最速の155キロを計測。スタンドからどよめきが上がった大勢だったが、この日は0―3で迎えた7回に3番手として登板。2死から近藤に投げた4球目が158キロを計測した。

 大勢は最初に打席へ迎えた田宮への初球が154キロで、2球目の156キロで三ゴロに。前の打席で同じく新人の赤星から左翼スタンド中段へ本塁打している今川はすべて外角スライダーで3球三振に斬って取った。そして、近藤に投げた全7球のうち6球が直球。その全てが155キロ以上だった。

 投球内容は1回で打者3人に対して12球を投げ、無安打無失点。1三振を奪い、四死球はなかった。

 登板後のやりとりは以下の通り。

 ──振り返って
 「自分の中で目指しているボールというか、ストレートで空振りを取るというのを目標にやっているんですけど、1球、近藤さんから空振りを取れた球、ああいう球がもっと増えてきて、やっぱり追い込んだときに左のインサイドに投げきれなかったというのがまだまだ自分の改善点というか、成長しないといけないところだなと思ったのと、空振りを1球取れたことがやっぱりああいう球を目指していこうって改めて思いました」

 ──近藤との対戦の中で158キロ出た。感想は
 「この前の投球から、いろいろ修正点というか、見えた部分があったので、その中で、それを意識した投球で、まだ少し前半はよかったんですけど、後半は少し悪いところが出た中でのピッチングだった中での、158キロだったので、もっと自分の理想としているフォームや形の中でああいう球が投げられていければいいなと思いました」

 ──開幕に向けて、ターゲットにする部分とそこに対する意気込みを。
 「自分がどういう立ち位置になるのか、まだ分からないんですけど、今の感じのこういう1試合1イニングで、中継ぎだったり、そういうところで結果を残せていければいいかなって自分の中では思っています」

 ──修正点を具体的に。
「自分の中でシュート回転するボールっていうのは武器なんですけど、東京ドームのときはシュート回転しながら、低めに沈んでいたので、あれはあれで狙って投げれていればいいんですけど、そうじゃなかったので、そこで自分の中ではシュートしながらでも伸びる球というか、そういうものを目指しているので、そういうところでなんでああなったか、考えて動画を見てみたときに、ちょっと左肩が上がっていたというか、(再現しながら)こうなっていたので、その分開いていたので、しっかりと肩を下ろして投げようというか、そういうところをいろいろ改善した中でピッチングしていました」

 ──球速が全てではないと思うが、修正を重ねていけばもっと先を目指せるという感じはあるか
 「そうですね。スピードとかは、何キロとかは今はこだわってないんですけどとにかくいまは強い真っすぐというか、空振りが取れた真っすぐをどれだけコンスタントに投げられるかという感じです」

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