長崎商 夏の甲子園69年ぶり校歌 OBの西口監督感無量「非常に重かった」 熊本工対策実る

[ 2021年8月16日 10:28 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   長崎商8-4熊本工 ( 2021年8月16日    甲子園 )

<長崎商・熊本工>3回一死三塁、松井は勝ち越しの右前適時打(撮影・井垣 忠夫)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第4日は16日、甲子園球場で1回戦が行われ、5年ぶり出場の長崎商(長崎)が2大会連続出場の熊本工(熊本)を8-4で下し、1952年以来69年ぶりの夏勝利を挙げた。

 長崎商は13安打の猛攻で8点を挙げ、投げては城戸、田村が継投。熊本工にも13安打されながら、守備陣が4併殺と踏ん張り、盛り立てた。

 OBでもある西口博之監督は69年ぶりの校歌に「非常に重かった」と感無量の面持ち。

 初回の攻防については、熊本工の猛攻を受けながらも2点に抑え「4、5点入るような内容だったが、2点におさまったのが大きかった。(タイムは)熊本工さんの打線が止まりそうになくて、間をとって思い切り低めに投げなさいと。城戸は硬かったが、2点でおさまったので上等」と振り返った。

 その裏に即座に3点を奪い「大きかった。うちの打線はつなぐということでやってきている。つなぐ打線が体現できた」。熊本工の先発・吉永に対しては「良い投手ですので低めの見極めと高めの目付けを練習してきた。低めと言うと振ってしまうので高め高めと言ってきた」と話した。

 城戸-田村の継投も決まり「5回で城戸が87球。あそこで6回からは田村と、4回くらいから決めていた。守備は硬かった…少しずつ柔らかくなってきましたけど…4併殺?ついてました」。

 「ここまで1球勝負にこだわってやってきた。だんだんできるようになれた。なんとか次につなげるゲームができたと思う」とうなずいた。

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