敗れた鹿島学園が盛岡大付を拍手で送る姿にファン感激 「だから高校野球好きなんだよ~」「その姿に拍手」

[ 2021年8月16日 19:52 ]

第103回全国高校野球選手権第4日 1回戦   鹿島学園0-7盛岡大付 ( 2021年8月16日    甲子園 )

<盛岡大付・鹿島学園> 試合を終え、健闘をたたえ合う鹿島学園(左)、盛岡大付(右)の両校ナイン (撮影・後藤 大輝)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第4日は16日、甲子園球場で1回戦が行われ、第4試合では、春夏通じて初出場の鹿島学園(茨城)が0-7で盛岡大付(岩手)に敗れ、聖地初勝利はお預けとなった。だが、敗れた鹿島学園のある姿に、ツイッター上では高校野球ファンの好意的な声が多数集まった。

 それは、グラウンドを去る場面での一幕だった。甲子園大会では、勝者が先にグラウンドを出るのが通例。一塁ベンチの鹿島学園は、勝者である三塁ベンチの盛岡大付が一塁ベンチ横の通路を通るまで待っていたのだが、その際にチームが拍手で相手ナインを迎えた。拍手までするのは珍しい光景でもあり、試合後からツイッター上に感動の声が続々。

 「鹿島学園の選手たち拍手で見送ってくれてて泣きました」「最後に素晴らしい姿見れた」「いいチームだなぁ……」「涙をこらえ、勝者が退場するまで拍手を送る鹿島学園の球児たち。その姿に拍手したい」「だから、高校野球、好きなんだよ~」と、高校野球ファンも心を洗われたようだ。

 鹿島学園の鈴木博識監督は、かつて岩手県高野連でアドバイザーを務めたこともあり、盛岡大付の関口清治監督とは旧知の仲で、関口監督は尊敬する指導者として鈴木監督を挙げている。心温まる一幕でもあった。

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