小松大谷 午後9時40分終了のナイターでサヨナラ負けも、選手宣誓の木下主将「全員野球は見せられた」

[ 2021年8月16日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   小松大谷6-7高川学園 ( 2021年8月15日    甲子園 )

<高川学園・小松大谷>ナイターの下、スタンドの応援団にあいさつする敗れた小松大谷ナイン(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 午後9時40分、この試合2度目の登板となった吉田佑久が同点の9回1死満塁から押し出し四球を与え、試合が終わった。36年ぶり2度目の甲子園は、前回の初戦と同じサヨナラ負け。吉田佑は涙を浮かべて絞り出した。「粘りきれずに最悪の展開で終わらせてしまって申し訳ない」

 午後7時10分開始の第4試合。序盤は打線がつながり、今秋ドラフト候補・東出直也の適時打2本などで4回表終了時に5点をリード。だが、中盤以降は防戦一方となった。

 14年の石川大会決勝・星稜戦では8―0の9回に9点を奪われサヨナラ負けし、19年も決勝で星稜に敗れた。全員野球でたどり着いた聖地。開会式で選手宣誓を務めた木下仁緒主将は「小松大谷の全員野球は見せられた。高校球児の真(まこと)の姿を見せられたかは分からないけど、自分たちなりに戦えた」。選手宣誓の時のように前を向き、後輩に悲願の聖地1勝を託した。(中澤 智晴)

 ▼小松大谷・東出直也(3安打2打点と躍動も)1勝できずに悔しい。今後はプロ一本で考えている。志望届を提出させていただこうと思っている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月16日のニュース