盛岡大付・平内「やってやろうと思っていた」 岩手大会決勝でスタメン落ち、雪辱誓い一発回答

[ 2021年8月16日 19:27 ]

第103回全国高校野球選手権第4日 1回戦   盛岡大付7-0鹿島学園 ( 2021年8月16日    甲子園 )

<盛岡大付・鹿島学園> 4回2死一、二塁、盛岡大付・平内は右越えに先制の3点本塁打を放ちガッツポーズ (撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 第103回全国高校野球選手権大会の第4日は16日、甲子園球場で1回戦が行われ、第4試合では、4年ぶり11度目の出場となった盛岡大付(岩手)が、春夏通じて初出場の鹿島学園(茨城)を7-0で破り、2回戦に進出した。盛岡大付は、ベスト8入りした99回大会(2017年)以来、4年ぶりの夏勝利となった。

 殊勲打は「6番・左翼」で先発出場した平内だ。4回、2死一、二塁から、鹿島学園・先発の薮野の直球を右翼席中段まで運ぶ先制3ラン。3回まで1安打と打ちあぐねていた好投手を一発で仕留め、「打った瞬間、行ったなと思いました。どこまで行ったかは見えていませんでした」と喜びを隠せなかった。

 期するものもあった。「岩手大会の決勝でスタメンを外れて、きょうはやってやろうと思っていた。自分がこれまで頑張ってきて、甲子園で1本打てたことは本当にうれしい」。悔しかった思いを、見事に結果で晴らした。序盤3回まで両軍無得点で試合の流れは分からなかったが、「先発の渡辺が粘り強く、序盤のピンチをしのいでいたので、何とか打ちたいと思っていた」と、エースの奮闘に応えて、うれしそうだった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月16日のニュース