西武とNTTコミュニケーションズがメットライフドームをバーチャル空間で再現

[ 2021年3月23日 18:27 ]

 西武とNTTコミュニケーションズ株式会社は、メットライフドームをバーチャル空間で再現し、スマートフォンやパソコンなどで自由に閲覧できる「LIONS VIRTUAL STADIUM(ライオンズ バーチャル スタジアム)」を始めとしたサービスを3月26日の開幕戦から開始する。

 西武が進めていた「メットライフドームエリアの改修計画」が8日に完了し、メットライフドームは、26日の開幕と同日にグランドオープンするが、新型コロナウイルスの影響により、開幕時は観客の上限が1万人に決定。新しくなったメットライフドームエリアをより多くのファンの皆さまに安全・安心に楽しんでもらうために西武ライオンズとNTT Comが共同で企画した。

(1)新施設を体験いただけるサービス「LIONS VIRTUAL STADIUM」

 「LIONS VIRTUAL STADIUM」は、高精度カメラによる360°パノラマ撮影でメットライフドームをNTT Comがバーチャル空間上に再現し、ユーザーが自由に空間を散策することができるサービス。今回の改修で新設した「アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ」は、新型コロナウイルスの影響で当面の間稼働を見合わせることが決まっているが、「LIONS VIRTUAL STADIUM」では同ラウンジ内を自由に閲覧できるほか、壁面に飾っている日本一のチャンピオンフラッグやユニフォームをタップすると、優勝を決めた試合の写真やライオンズOBの記録なども見ることができる。そのほか、改修で新たに誕生した座席や、普段入ることのできないチームベンチ、臨場感あふれるマウンド付近からの視点もVRで見ることが可能となっている。

 (2)施設の換気状況を確認できるサービス

 観戦にくるファンに向けた安全・安心の取り組みとして、グッズショップやレストラン内の二酸化炭素(CO2)の濃度を測定し、埼玉西武ライオンズ公式アプリにリアルタイムで表示するサービスを26日から開始する。ご自身で店内の換気状況を確認でき、安心して店舗をご利用いただける。

 (3)場内の混雑状況を確認できるサービス

 昨シーズンに引き続き、飲食売店やグッズショップなどの入口付近を撮影したデータをリアルタイムで配信し、各エリアの混雑状況を埼玉西武ライオンズ公式アプリで確認できるサービスも実施。サービスに活用している「coomonita (コーモニタ)」のカメラを増設して確認可能なエリアが増加。今後はNTT ComのICT基盤と連携して混雑エリアの可視化や警備スタッフへの混雑状況の伝達など、ファンの皆さまの利便性、安全性の向上に取り組み、新しい観戦体験の提供を検討していく。

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2021年3月23日のニュース